片付けお役立ちコラム
片付けに関するお役立ち情報を更新いたします。



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高齢者の事故は、屋外よりも家庭内で発生することが多いという事実をご存知でしょうか。消費者庁の調査によると、65歳以上の高齢者の事故の約8割が住宅内で発生しています。中でも最も多いのが転倒・転落事故で、全体の約4割を占めます。高齢者の転倒は骨折につながりやすく、特に大腿骨の骨折は寝たきりの原因となることが多いため、予防が非常に重要です。
転倒事故が起きやすい場所として、居室(リビング・寝室)が最も多く、次いで階段、玄関、浴室の順です。床に物が散乱している、通路に荷物が置かれている、カーペットや電源コードに足を引っかけるなど、片付けが行き届いていないことが直接の原因になっているケースが少なくありません。つまり、家の中を整理整頓し、安全な環境を作ることが、転倒予防の最も効果的な対策なのです。
最も基本的かつ重要なルールは「床に物を置かない」ことです。新聞紙、雑誌、買い物袋、衣類、リモコン、スリッパなど、床に置きがちな物はすべて定位置を決めて収納しましょう。特に夜間にトイレに行く際の動線上に物があると非常に危険です。寝室からトイレまでの通路は完全に障害物をなくしておきましょう。
テレビや照明器具の電源コードが床を這っていると、足を引っかける原因になります。コードカバーやモールで壁際に固定する、家具の裏を通す、ワイヤレス機器に切り替えるなどの対策が有効です。延長コードの使いすぎにも注意し、コンセントの配置を見直すことで配線をシンプルにできます。
カーペットやラグの端がめくれていると、つまずきの原因になります。両面テープや滑り止めシートでしっかり固定するか、思い切って撤去することを検討しましょう。玄関マットやキッチンマットも同様です。どうしても必要な場合は、裏面に滑り止め加工がされた製品を選びましょう。
部屋の中の移動動線を確保するために、家具の配置を見直しましょう。廊下や部屋の出入り口付近に家具を置かない、ベッドからトイレまでの経路に障害物がない、よく使う物は腰の高さ(かがまなくても取れる位置)に配置するなどの工夫が大切です。不要になった家具は思い切って処分し、生活空間にゆとりを持たせましょう。
高い場所の収納は、踏み台を使う際の転落リスクがあるため、頻繁に使う物は腰から目線の高さに移しましょう。押し入れの上段や天袋には普段使わない物だけを保管し、日常的に使う物はすべて手の届く範囲に配置します。収納ボックスには中身がわかるようにラベルを貼っておくと便利です。
暗い場所はつまずきやすく危険です。廊下、階段、トイレまでの動線には、足元を照らすセンサーライトの設置がおすすめです。夜間に自動で点灯するタイプなら、スイッチを探す必要もありません。リビングや寝室の照明も、暗すぎないよう適切な明るさを確保しましょう。
廊下、階段、玄関、トイレ、浴室など、立ち座りの動作がある場所には手すりの設置が効果的です。介護保険を利用すれば、住宅改修費用の補助を受けることができます。要支援・要介護認定を受けている方は、最大20万円までの住宅改修費のうち、自己負担1〜3割で手すり設置などの工事が可能です。
北陸地方の住宅には、雪国ならではの注意点があります。冬場は灯油ストーブやヒーターの周囲に物を置かないことが火災予防の基本です。また、玄関や廊下が冷え込みやすいため、急激な温度差によるヒートショックのリスクにも注意が必要です。脱衣所や浴室に暖房器具を設置する、室内の温度差を小さくするなどの対策を講じましょう。
古い日本家屋に多い段差(敷居、上がり框など)も転倒リスクの原因です。段差解消のスロープを設置する、段差部分に目立つ色のテープを貼って注意を促すなどの対策が有効です。
片付けせいり堂では、新潟県・富山県・石川県・福井県で、高齢者の安全な暮らしのための片付けサポートを行っております。不要な家具・家電の撤去、部屋の模様替え、通路の確保など、安全な住環境づくりのお手伝いをいたします。ご本人様やご家族のご要望を丁寧にお伺いしながら作業を進めます。お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。
床に物を置かない、電気コードを壁際にまとめる、段差をなくす、通路幅を確保する、滑りやすいマットを固定するなどが効果的です。
本人の意思を尊重しながら、まず安全に関わる場所(通路、階段、玄関)から始めましょう。勝手に捨てると信頼関係を損ねるため、一緒に判断していくことが大切です。
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