片付けお役立ちコラム
片付けに関するお役立ち情報を更新いたします。



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「うちは財産が少ないから相続トラブルとは無縁」と思っている方は多いのではないでしょうか。しかし実際には、家庭裁判所に持ち込まれる遺産分割調停の約75%が、遺産総額5,000万円以下のケースです。つまり、相続トラブルは「お金持ちの問題」ではなく、一般的な家庭でこそ起きやすい問題なのです。
相続トラブルが増えている背景として、家族関係の多様化(離婚・再婚による複雑な相続関係)、きょうだい間の価値観の違い、不動産など分割しにくい財産の存在、介護の負担の偏り、そして故人の意思が明確でないことが挙げられます。こうしたトラブルを「争族」と呼ぶこともあり、一度こじれると家族の絆が修復不能なほど壊れてしまうことも少なくありません。
生前整理の過程で、自分の財産を棚卸しすることになります。預貯金、不動産、有価証券、保険、自動車、貴金属など、すべての財産を一覧にまとめることで、相続人が「知らなかった財産」で後からもめるリスクを防げます。特にネット銀行やネット証券、暗号資産などのデジタル資産は本人以外には把握が困難なため、生前にリスト化しておくことが重要です。
相続トラブルの大きな原因の一つが、「分けにくい財産」の存在です。特に実家の不動産は、相続人の一人が住み続けたい場合と、売却して現金で分けたい場合で利害が対立しやすくなります。生前整理の中で不要な不動産を売却したり、使っていない車を処分したりしておくことで、相続時の争いの種を減らすことができます。
生前整理に取り組む過程で、家族と「将来のこと」について話し合う機会が自然に生まれます。財産の分け方や、実家の処分方針、介護の希望など、元気なうちに家族で共有しておくことで、相続発生後の混乱を大幅に減らせます。直接話しにくい場合は、エンディングノートに記録しておく方法も有効です。
すべての財産をリストアップし、一覧表を作成します。預貯金の金融機関名・支店名・口座番号、不動産の所在地・面積・評価額の目安、有価証券の種類・数量、生命保険の契約内容、車両の情報、貴金属や美術品、デジタル資産の情報などを網羅的に記録します。負の財産(借入金、ローン、保証人の状況など)も忘れずに記載しましょう。
法的な拘束力を持つ遺言書の作成は、相続トラブルを防ぐ最も確実な方法です。遺言書には主に「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」の2種類があります。自筆証書遺言は手軽に作成できますが、形式の不備で無効になるリスクがあります。公正証書遺言は公証人が作成するため確実性が高く、費用は数万円程度かかりますが、後々のトラブルを考えればコストパフォーマンスに優れています。
2020年7月からは法務局による自筆証書遺言の保管制度も始まっており、紛失や改ざんのリスクなく保管してもらえるようになりました。手数料は1件3,900円と手頃です。
貴金属、着物、美術品、趣味のコレクションなど、金銭的・感情的な価値がある物については、誰に譲りたいかを事前に決めておくとトラブルを防げます。「母の着物は長女に」「父のゴルフクラブは次男に」など、具体的に決めてエンディングノートに記録しておきましょう。不要な家財道具は生前に処分し、相続人の負担を減らすことも大切です。
実家の不動産は、相続トラブルの最大の原因となりやすい財産です。「誰かが住み続けるのか」「売却するのか」「賃貸に出すのか」といった方針を、元気なうちに家族で話し合っておきましょう。特に、きょうだいの中で実家の近くに住んでいる人と遠方の人では、実家に対する思いや利害が異なることが多いため、全員が納得できる結論を早めに出しておくことが重要です。
相続の準備は、生前整理だけでなく法律・税務の専門家のアドバイスも重要です。弁護士には遺言書の作成や相続対策の相談、司法書士には不動産の名義変更や相続登記、税理士には相続税の試算や節税対策、行政書士には遺言書作成のサポートなどを依頼できます。片付けせいり堂でも、提携の士業事務所をご紹介しており、遺品整理と合わせて相続手続きのワンストップ対応が可能です。
片付けせいり堂では、新潟県・富山県・石川県・福井県で、相続トラブルを防ぐための生前整理をサポートしています。不要な家財道具の処分、貴重品の整理、実家の片付けなど、お客様のお気持ちに寄り添いながら丁寧に対応いたします。提携の弁護士・司法書士・税理士のご紹介も可能ですので、相続に関するお悩みもお気軽にご相談ください。お見積もりは無料です。
財産目録の作成、遺言書の作成、不要な口座や契約の整理、家族間での話し合いが有効です。「誰に何を残すか」を明確にしておくことが争族を防ぐ鍵です。
判断力と体力があるうちに始めるのが理想です。60代から始める方が多いですが、「思い立った時」が最適なタイミングです。
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